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写真で見る ホンダ「シビック TYPE R リミテッドエディション」「シビック TYPE R」(2020年マイナーチェンジ) - Car Watch

シビック TYPE R リミテッドエディション(左)、シビック TYPE R(右)

 本田技研工業は2月20日、「シビック TYPE R」のマイナーチェンジを発表した。発売は夏ごろを予定。価格は未定。また、同時に秋ごろの発売を予定している「シビック TYPE R リミテッドエディション」に関する情報を公式サイトにて公開した。

 本稿では事前に行なわれた説明会に展示されていたシビック TYPE Rとシビック TYPE R リミテッドエディションを写真で紹介する。

 なお、説明会で登壇したTYPE R開発責任者の柿沼秀樹氏の解説については「シビック TYPE R」開発担当が語る“速さのためのマイチェン3つの進化点”にて紹介しているので、そちらを参照していただきたい。また、本稿を書いている段階では新しいシビック TYPE Rのスペックや価格など詳細は発表されていないので、説明会で配布された暫定資料と現地で取材して得た情報で記事を作成させていただく。

マイナーチェンジを行なったシビック TYPE R

 今回のマイナーチェンジでは、主に冷却性能、運動性能、操作性能の向上が図られ、パワーアップを含めたエンジン関連の変更点はリリースされていない。また、シートやエアコン、カーナビ、オーディオなど装備品に関しても変更は触れられていない。

 外観で変わったのはフロントマスク。グリルの開口面積を現行型から13%拡大している。これによりラジエーターへ走行風が多く当たるようになるが、それに加えてラジエーター内の冷却水が流れる通路と通路の間にあるフィンのピッチを狭くすることで風が当たる表面積を物理的に拡張。この効果により、サーキットテストでは現行型に比べて水温のアベレージを10℃も下げることに成功している。

 冷却水の温度が上がれば当然エンジン本体の温度も上がってしまうので、エンジン保護のための制御が入り、本来持つパフォーマンスの一部が使えない状態になるのだが、冷却性能が向上した今回のTYPE Rは、性能を発揮し続けやすくなっている。

グリルの開口面積が13%拡大された

 ただし、グリル開口部を拡大をした影響でフロントのダウンフォースが現行型に比べて低下したという。しかし、たとえ冷却性能が上がっていてもTYPE Rの開発において、性能や機能の低下は認められない。そこで問題解決のためエンジニアは空力を見直してきた。
 見直しが図られたのは、フロントバンパー左右に追加されたカナード形状のエアロパーツと、フロントバンパー下面に取り付けられたゴム系素材のフロントバンパーエアスポイラー。このパーツは現行型にも付いているが、マイチェン後は中央部分のボリュームアップと肉厚の変更を実施。さらに後端に補強用のリブを追加することでタイヤハウス前の負圧を高めている。これらの効果によってフロントリフトの低減を実現し、現行型のシビック TYPE Rと同等以上の空力性能を確保した。

 新しいシビック TYPE Rは、ブレーキとサスペンションにも大きな変更が加えられた。サスペンションにおいてはフロントのロアボールジョイントのフリクション低減が行なわれているのが特徴。

 ボールジョイントはロアアームとナックルを繋ぐパーツであり、内部にはナックルに刺さるシャフトが生えた球体のジョイントが入っているのだが、今回はこの球体の表面処理を見直してより動きやすくしたという。これによりアームからの小さい入力でもダンパーが動くので、現行型より路面の追従性が向上した。また、フロントロアアーム付け根のコンプライアンスブッシュはサスペンションの前後方向の剛性を高めるため高減衰化し、リアのロアアームブッシュは硬度アップさせている。

 これら仕様変更に合わせてアクティブダンパーのセッティングも見直すことでスポーツ走行時のハンドリング性能が向上しただけでなく、街乗りでの乗り心地も改善された。この点については現行型のオーナーなら、試乗してすぐに違いが分かるレベルだという。

軽量仕様となるシビック TYPE R リミテッドエディション

日本国内限定200台のシビック TYPE R リミテッドエディション

 世界限定1020台(日本200台、アメリカ600台、カナダ100台、ヨーロッパ100台、オーストラリア20台)のシビック TYPE R リミテッドエディション。ボディ形状に違いはないが、ボディ色は専用のサンライトイエローII。ルーフとドアミラーキャップ。ボンネットのインテークカバー、リアウイングスポイラーがブラック仕上げの2トーンカラーとなる。また、標準車のホイールは光沢のあるブラックだが、リミテッドエディションはマットブラックのBBS製鍛造ホイールとなる。サイズは同じだがスポーク面のデザインも異なる。

 リミテッドエディションが履くBBS製鍛造ホイールは、クルマの運動性能向上を目指し、速さと軽さを研ぎ澄ますことを目標に開発されたもので、ホイール自体は軽さと強度だけでなく、鍛造ホイールが持つ「金属自体の粘り」も重視。この粘りがあると高速走行中に車体からの荷重や路面からの衝撃で、タイヤが変形した際にホイールがそれに追従でき、タイヤの接地面積の変化が抑えられることで、走行時の安定感が確保される。

バンパーの下に見えるのがマイナーチェンジで形状変更と補強が施されたフロントエアスポイラー
シビック TYPE R用鋳造ホイールとの比較。リミテッドエディション用は市販ホイールより少し重いが、それはホンダの厳しい社内規定に合う強度を持たせているから。デザインで言うスポーク付け根センター部の太さや肉厚が市販のBBSホイールよりしっかりしている
リミテッドエディションはミシュランのパイロットスポーツCUP2を履く。サイズは245/30ZR20。ホイールとタイヤの変更に合わせてダンパーを専用セッティングが施される

発売は夏ごろ、価格は未定

 マイナーチェンジしたシビック TYPE Rのの発売は2020年夏ごろを予定、リミテッドエディションは秋ごろを予定している。価格は発表されていない。

 なお、限定となるリミテッドエディションの購入方法については、決まり次第先行公開ページで案内されるので、ご参照いただきたい。

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February 20, 2020 at 08:00AM
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