機械式ダイバーズウオッチのジャンルにおいて、「PANERAI(パネライ)」はロレックスと二分するほど高い人気を誇る。とりわけ「ルミノール マリーナ」は、同ブランド最初の民間向けコレクションとして誕生し、現在も続くロングセラーシリーズに君臨している。そんな定番時計の魅力について、改めて掘り下げる。
伝統のリューズプロテクターを左サイドに配置
1993年のデビュー以来、パネライを代表するコレクションとなった「ルミノール マリーナ」は、かつてイタリア海軍の潜水隊が装備した同社製のダイバーズウオッチをルーツとしている。1950年代当時、独創的なリューズプロテクターを創造し、新しい蛍光物質ルミノールを投入したそのダイバーズは、数々のミッションを成功に導いたという。この蛍光物質の名から、「ルミノール」と命名されたのだった。
現在このルミノールのDNAを色濃く残すモデルのひとつが、「ルミノール マリーナ レフトハンド 8デイズ-44MM」である。屈強なクッションケースの意匠を継いでおり、特別に左利き用として設計されていることから、リューズプロテクターを通常とは逆側にレイアウトしている。なお、右利きの人が左腕に着用した際には、ユニークな大型リューズ部分が手の甲に当たらないため、パネライではあえてレフトハンドモデルを選ぶ人も少なくない。
定番「ルミノール マリーナ」は、スモールセコンドを配するシンプルな3針式であるため、サイズや文字盤カラー、素材などのバリエーションが同社中で最も多彩。そのため、“パネリスティ”との愛称が付くほど世界中に熱狂的なファンを広げることに繋がった、最大の功労者と言っても過言ではないだろう。
「ルミノール マリーナ レフトハンド 8デイズ-44MM」
Ref.PAM00796 83万6000円
本機は、1938年から使われている伝統の二層構造ダイアルの3時位置にスモールセコンドを配し、「8DAYS」の文字とストラップの一部ステッチをブルーで統一。8日間パワーリザーブ表示は、シースルーバックから確認できる仕組みになっている。そして、ルミノールを象徴するリューズプロテクターをクッションケースの左側にセットしている点は、実はパネライにとって歴史的に正統な仕様。これはイタリア海軍の特殊潜水隊員“フロッグマン”がコンパスや水深計をすでに左腕に装着していたため、追加装備となるパネライの時計は右腕に着ける必要があった。そこでリューズは通常と逆のポジションになっていたのである。
スペック:自動巻き(自社製Cal.P.5001)、毎時2万1600振動、8日間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。カーフストラップ。直径44mm(厚さ13.8mm)。30気圧防水。
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March 30, 2020 at 05:11PM
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