新型コロナウイルスに伴うロックダウン(都市封鎖)は多くの人のありようを変えた。だがスイス人の風刺画家にとっては、むしろ日頃のユーモアセンスを発揮する絶好の機会となった。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)はその新しく際立つ存在感だけでなく、政治や社会の反応もあり、国内の漫画家たちに豊富な材料を提供した。
スイスの風刺画家協会Gezeichnet他のサイトへは私たちが経験するこの大変な日常をユーモアたっぷりに表現した作品の面々に目を付け、一部をInstagramのアカウントで紹介することに決めた。ベルン通信博物館もこれに加わっている。
同博物館マーケティング・コミュケーション担当の責任者ニコ・グルトナーさんは「危機の最中だからといって、ユーモアのセンスを失ってはいけない」と話す。「これらの絵をまとめて1つの展示会にしたら、自宅勤務で孤独を感じている人のちょっとした気晴らしになると思った」
グルトナーさんは、移動の自由が制限された今のような時期には特に、孤独の中にいる人達へユーモア溢れるコンテンツを提供することはとても大事だという。
コレクションは日々増えている。いつまで続くかは未定だ。確かなのは、作品をネット上以外でも見られるようになるということ。ベルン通信博物館は今年12月、回顧展「Gezeichnet 2020他のサイトへ」を開く予定だ。
多くの作品がここで展示される。それまでに、ロックダウンがぷっと笑えるただの思い出話に変わっていてほしい。
全ての作品は、下記のリンク先から見ることができる。
👉 https://www.instagram.com/von_corona_gezeichnet/他のサイトへ
👉 https://www.instagram.com/mfk_bern/他のサイトへ
絵の枠を超えて
新型コロナウイルスのユーモアはありとあらゆる材料を駆使して、たった一秒でも国民の不安や心配を吹き飛ばせれば、と奮闘している。
上のTシャツのように、連邦内閣閣僚が発する言葉は特に格好の材料になる。
スイス公共放送ラジオ(SRF)の若手音楽プロデューサーは、アラン・ベルセ内相とシモネッタ・ソマルーガ連邦大統領の発言からテクノソング「Stay at home(自宅にいよう)」を作った。これは「2020年のサウンドトラック」の1つに間違いなく入るだろう。
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May 19, 2020 at 03:06PM
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新型コロナに見るスイス人のユーモア - swissinfo.ch
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