スイスの高級腕時計メーカー、ウブロが新作スマートウォッチ「ビッグ・バン e」を発表しました。日本では近日発売予定となっており、税込み価格は60万5000円〜68万2000円。
スポーツ選手や芸能人に人気の高級腕時計
ウブロといえば、スポーツ選手や芸能人に人気の高いゴージャスでスポーティな腕時計として有名です。創業は1979年と、スイスの高級ブランドではそれほど長い歴史があるわけではありませんが、それまで腕時計で使われていなかったラバー素材のストラップを採用して注目を浴びました。モータースポーツ・ファンなら、フェラーリのスポンサーとして、また、F1界のドンと呼ばれるバーニー・エクレストンが強盗に暴行を受けてウブロの腕時計を奪われた際、その痛ましい顔を掲載した広告が思い出されることでしょう。
今回発表されたビッグ・バン eは、その名前が表すとおり、同社の代表的モデル「ビッグ・バン」のデザインをベースに、液晶画面の文字盤やバッテリー駆動のプロセッサを搭載したスマートウォッチ。ビッグ・バンの特徴である異素材(や異仕上げ)を組み合わせた多層構造のケースは、ブラックセラミックまたはチタニウムから選べます。ケースのサイズは42mmと、Apple Watch Series 5の大きいほうと数字の上では同寸。ちなみにスポーツ選手あたりがよく腕にはめているデカいウブロのビッグ・バンはおそらく45mmです。
ベルトは簡単に交換可能
ベルトはウブロが世界に広めたラバー素材のストラップを標準装備。特許を持つ機構によりワンクリックで簡単に交換可能です。精密ドライバーやバネ棒外し等の工具は必要ありません。ベルトの付け根部分に見える台形のボタンを押しながら引っ張れば外れます。
様々な色のラバーやアリゲーター(ワニ革)製ストラップも別売りされています…が、純正のラバーストラップ1組(6万500円)の値段で、アルミニウムケースのApple Watchが余裕で買えます。そういえばまだラバー製ストラップが珍しかった頃、そんな腕時計をはめて寿司屋に行くと怒られるという話がありましたっけ。寿司屋で食事する際には(実際にゴムのにおいが気になるかはともかく、マナーとして)アリゲーターのベルトに交換してから入店する方がよいかもしれません。ただし、ベルトのみで9万2400円ほどしますが。
文字盤の解像度は390 × 390 pix
通常のビッグ・バンと最も大きく異なる点は、もちろんAMOLED(アクティブマトリクス式有機ダイオード)を使った文字盤です。直径30.8mmで解像度は390 × 390ピクセルの327dpi。2つ目クロノグラフ(風)のほか、世界時計やムーンフェイズ付きパーベチャルカレンダーなど、様々な表示に切り替えられます。さらに時間によって楽しいアートワークやアニメーションが楽しめる#HublotLovesArtというテーマも用意。今後は「才能あふれるウブロのアンバサダーやウブロフレンズが特別に作成したダイアル」も段階的に発表される予定だとか。
サファイアクリスタルの風防(ガラス)は傷には強いと思われますが、ケースは3気圧防水なので、水中では着用しない方がよいでしょう。
“ムーブメント”はSnapdragon Wear 3100
機械式やクォーツ式ムーブメントに替わり搭載されている心臓部は、お馴染みQualcomm社の「Snapdragon Wear 3100」。同じLVMHに属する「タグ・ホイヤー コネクテッド」やルイ・ヴィトンの「タンブール ホライゾン」と基本的に共通です。のみならず、Richemontグループのモンブラン、さらにずっと庶民的なFossilやスカーゲンなどのスマートウォッチも、同じプラットフォームを使っています。
高級機械式腕時計の世界では、ムーブメントを自社開発する「マニファクチュール」の称号がステータスとされていますが、スマートウォッチの分野ではなかなかそうもいきません。よって2万円台で買えるファッション・ブランドと、数十万円の価格を付けた高級腕時計ブランドのスマートウォッチが同じ"ムーブメント"を搭載するという、腕時計マニアにとって少々寂しい現実となっています。
ビック・バンの中では安い
ソフトウェアはこちらもお馴染みのWear OS by Google。Google Playのアプリを色々と利用できます。メモリは1GBのRAMと8GBフラッシュ(ePOP)を搭載します。バッテリー容量は300mAhと、44mmのApple Watchとほぼ同等。まあ、毎日1回(以上)の充電は必要でしょう。残量0%から約2時間半でフル充電できます。加速度計、ジャイロスコープ、低遅延オフボディセンサーなどは搭載していますが、なぜかGPSやNFCはありません。高級ブランドとしては機能性を詰め込むことが必ずしも"豊か"とは考えないということでしょうか。それよりGPSあたりが電力を消費して日中の外出先でバッテリー切れになり、役に立たない高価なブレスレットと化する方が恥だと思ったのかもしれません。
日本での本体価格は、ブラックセラミックが62万円(消費税込み68万2000円)、チタニウムは55万円(消費税込み60万5000円)。それでも3ケタ万円がずらりと並ぶビッグ・バン・シリーズの中では、非常に安いと言うこともできます。
舷窓を模したベゼルは不採用
また、ウブロのビッグ・バンといえば、社名が意味する「舷窓」を模したビス留めのベゼルが特徴的ですが、ビッグ・バン eのベゼルにはビスはなく、1から12までの数字が描かれています。おそらくビック・バンのGMTモデルと同じく、世界時計の機能で各都市の時間を表示するためだと思われますが、これが「欲しくならない理由」になる人もいるかもしれません。
ちなみにウブロがスマートウォッチを発売するのは、実はこれが初めてではありません。2018年にはロシアで開催されたFIFAワールドカップに向け、サッカーのレフェリー用に開発した「ビッグ・バン レフェリー 2018 FIFA ワールドカップ ロシア」というスマートウォッチを、世界2018本限定で一般にも販売したことがあります。当時の価格は税抜きで55万円。Qualcommではなく、IntelのAtom Z34XXデュアルコア1.6GHzを搭載していました。こちらはちゃんとベゼルがビス留めになっています。
Source: Hublot
"時計" - Google ニュース
June 03, 2020 at 05:14PM
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