伝統的なドイツ軍用時計のDNAを受け継ぐ実用モデルを軸に、多様なラインナップを展開するチュチマ・グラスヒュッテ。 同社が2020年に投入した新作で、そのラインナップはより多彩でデザインに富んだものとなった。 具体的には19年から採用され、好評を博しているカラーグラデーション文字盤を、“M2”や“フリーガー”といった人気シリーズへ次々と投入したのである。 なかでも筆者が気になった“グランドフリーガー・エアポート・クロノグラフ”と“M2クロノグラフ”の2モデルを紹介したい。
グランドフリーガー・エアポート・クロノグラフ
まずはグランドフリーガー・エアポート・クロノグラフから紹介しよう。 本作で特筆は、現代的なデザインとなった既存のエアポートに、鮮やかなブルーグラデーション(グリーン仕様もあり)を組み合わせたことで、本格的なスペックを備えつつも、ファッションとしても楽しめる仕上がりとなっている点だ。 またそのブルーの色味も決して派手すぎず、カッコいい。 単色のブルーカラーではポップになりすぎてしまうところ、本作では外周部分を黒になじませることで実用時計らしい硬派な雰囲気をプラスしているのだ。そのためビジネスからカジュアルファッションまで幅広いコーディネイトに合うだろう。 さらに、新たにセラミック製ベゼルを採用し、耐傷性も向上。優れた実用性とファッション性を融合した1本だ。価格は49万5000円。
M2クロノグラフ
もうひとつのM2クロノグラフは、チュチマがかつて手がけた伝説的な軍用時計の後継機であり、そのDNAを色濃く受け継いだモデルの最新形だ。 こちらも新たにグラデーションカラーの文字盤が採用されているのだが、注目すべきはほかにもある。 従来モデルでは、12時位置にあった24時間表示と9時位置のスモールセコンドを、あえて廃してデザインとコストの両面でスリム化を図った意欲作でもあるのだ。 文字盤がすっきりとしたことで視認性を高めたことはもちろん、オレンジの差し色を用いることで、いい感じにレトロ感も演出されている。 1970年代のヴィンテージモデルを彷彿とさせる仕上がりだ。価格は59万1800円。
古豪ブランドとしてのアイデンティティーを保ちつつも、新境地を感じさせる魅力的な新作が揃うチュチマ・グラスヒュッテから目が離せない。 【問い合わせ先】モントレックス TEL:03-3668-8550 https://ift.tt/2YmBZJx
堀内大輔(編集部)/写真◎笠井 修
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August 17, 2020 at 04:54PM
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【いま時計界ではコレがトレンド!?】ドイツの古豪チュチマも2020年モデルにグラデーション文字盤を次々投入!(ウオッチライフニュース) - Yahoo!ニュース
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