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【クロノトウキョウ初のクロノグラフ】独立時計師・浅岡肇氏のこだわりを凝縮した待望の"クロノグラフ"が登場! - シーズファクトリー

 腕時計のセレクトショップ“TiCTAC”(チックタック)では、独立時計師・浅岡肇(あさおかはじめ)氏がデザイン・設計する機械式自動巻腕時計“CHRONO TOKYO”(クロノトウキョウ)の、新作“CHRONOGRAPH”(クロノグラフ)2色を、12月下旬に発売する。

(ブラック)
左:Ref.CH001K。SS(38mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.SEIKO NE86)。41万8000円
(ホワイト)
右:Ref.CH002W。SS(38mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.SEIKO NE86)。41万8000円

※11/20(金)12時よりオンラインストアにて予約を開始する。
https://ift.tt/36OfQ9y
※初回生産分は各色50点、12月下旬の発売(出荷)を予定している。
※TiCTAC update渋谷パルコ店で現物サンプルを見ることができる。

 待望の新作“クロノグラフ”について、デザイン・設計を手がけた浅岡氏へのインタビューがあるため、その一部を掲載をする。

▲従来の3針モデルの延長にあるデザイン。クロノトウキョウの世界観を構築する

Q.今回発売のクロノグラフについて教えてください。
A.私自身クロノグラフマニアであるため“THEクロノグラフ”とでも言えるものを作ろうと思いました。自分の好きなヴィンテージのクロノグラフをリスペクトしつつ、現代のラグジュアリーウオッチとして通用するたたずまいの時計。これが今回目指したものです。CHRONO TOKYOシリーズは全てそうですが、特に文字盤の作り込みには手をかけています。かつて“ミラーフィニッシュ”と呼ばれた艶のある塗装、膨らみのあるボンベダイヤル、立体的なドットインデックス、ブルズアイの塗分け、インダイヤル外周のダイヤカット(金属光沢のあるエッジ)など、ヴィンテージのデザインエレメントを現代の高度な加工技術で再構成し、際立った質感を作り出しました。例えば、かつての“ドット”の表現はエンボス加工されていましたが、この文字盤ではアプライド(別の部品を植え付ける)になっていますし、ミラーフィニッシュは塗分けた上から再度クリヤーを塗装することで、より深い艶を出しています。
 デザインとしては、オーセンティックなディティールのバランスをとことん突き詰める、という方針で、これは、永く、飽きの来ない時計ということでは重視されなければなりません。

 ムーヴメントはセイコーのNE86を採用しました。CHRONO TOKYOシリーズは“日本製”ということを打ち出していますから、スイス製のムーヴメントを採用することはありません。すると、日本製のクロノグラフムーブメントとなると、NE86(NE88)しか選択の余地がないのですが(笑)、クロノグラフとしての完成度も極めて高いものです。このNE86も私の設計したクロノグラフ同様に、機構をモジュール化した設計になっており、信頼性が高く、併せて、垂直クラッチの採用でクロノグラフの挙動が非常に安定しています。このあたりが採用に至った理由です。

▲設計中のCAD画面と、CGによる完成予想図。最終的にこのイメージと殆ど同じものが出来上がった。

Q.外装について教えてください
A.外径を38mmとしました。今日のクロノグラフとしてはかなり小さいほうですが、日本人の腕にはしっくりくる大きさだと思います。厚みは14mmで、これは自動巻のクロノグラフとしては標準的なものですが、外径の小ささのせいで、やや厚く見えるかもしれません。そこを逆手にとって、厚みが魅力につながるような、そんなデザインにまとめています。それと、全体に丸みのある、柔和な表情を狙いました。ヴィンテージの時計の良さの一つは、この柔和な表情ですが、今日の時計では殆ど失われていると思います。そこを大切に作り込んでいます。

Q.文字盤のディティールについて教えてください。
A.今回も2色展開で、いわゆる“パンダ”と“逆パンダ”です。外周にはタキメーターとパルスメーターがあります。タキメーターは1kmの間の平均時速を求めるものですが、時速200km以下を計測できれば充分ですから、その手前の部分にパルスメーターを入れています。パルスメーターは心拍数を測るものですが、これもあまりゆっくりな心拍数を測れても実用上無意味ですから、55までとしています。この200kmと55という条件が実にうまく一つの文字盤に入るのです。これはかつてのスイスのクロノグラフでは、まま見られた仕様でした。前述のエルプリメロにもそのような文字盤が存在します。
その内側にあるクロノグラフの目盛りは、4分割になっています。かつてのクロノグラフは一般に5分割ですが、8振動の現代のクロノグラフにおいては、8分割では細かすぎるため、4分割とすることが正しいからです。
クロノグラフの針と長針は先を曲げてあります。これもヴィンテージクロノグラフでは当たり前のディティールで、時間を正確に読み取るために必要な条件ですが、現代の時計では殆ど失われています。また、インダイヤルのカウンターと秒針の針のデザインが異なりますが、これもかつての高級クロノグラフよく見られたものです。つまり、全ての針のデザインが違っていて、長短針と秒針、クロノグラフ針とカウンター針それぞれが呼応するデザインになっているということです。

▲16秒あたりまでがパルスメーター、その後がタキメーターになっている。右の秒針のデザインは長短針のデザインと呼応している

Q.ベルトや尾錠は従来と変更はありますか?
A.ベルトはゴート革(ヤギ革)を採用しました。ゴート革ということでは、以前に発売した“ブルズアイ”も同様でしたが、今回はややシボの粗いタイプにしています。あわせて、芯を入れて少しボリューム感を出しています。いずれもクロノグラフの量感に合わせてアレンジしました。尾錠は前述のTSUNAMI用に誂えたものをそのまま流用しています。これは今回のクロノグラフにも非常にマッチすると思います。なお、ラグ幅は従来の3針モデルと同じ20mmなため、互換性があります。

 時計を好きになってもらう、というのがCHRONO TOKYOシリーズの一貫したテーマと語る浅岡氏。このクロノグラフは、その点で、よりディープに時計の世界にハマっていただくために作ったという本作。

 愛好家はもちろん、初めてクロノグラフを買うユーザーにとってても、満足度の高いモデルとなるに違いない。

【問い合わせ先】
チックタック公式サイト
https://ift.tt/2u84xWJ

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November 20, 2020 at 05:20AM
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