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写真で見る ホンダ「N-ONE(第2世代)」2020年フルモデルチェンジ - Car Watch

新型N-ONE(手前)と初代N-ONE(中央)、そしてN360(奥)

 本田技研工業の「N-ONE(エヌワン)」は、同社が新世代軽自動車シリーズと位置付け展開している「Nシリーズ」の1台。スライドドアやスーパーハイトといった“飛び道具系”ボディではなく、4ドア+リアハッチを持つどちらかと言えばオーソドックスなモデルになる。

 Nシリーズは「M・M(マン・マキシム/メカ・ミニマム)思想」をから生まれたシャシーをベースに、2011年に先陣を切って「N-BOX(エヌボックス)」がデビュー。その後、「N BOX+(エヌボックスプラス)」、N-ONE、「N-WGN(エヌ ワゴン)」「N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)」とファミリーを拡大。

 2017年には「N for Life」を合言葉に第2世代への刷新をスタート。N-BOXから順次フルモデルチェンジを開始し、この秋、いよいよN-ONEにその順番が回ってきたわけだ。この新型、実は2020年1月に開催された「東京オートサロン 2020」のホンダブースにおいて「N-ONE Cafe Racer Concept」としてこっそりとお披露目されており、実車を目にした人も多いのではないだろうか。

 N-ONEはホンダ乗用車の原点「N360」の思想を強く受け継ぐモデルで、大人4人の居住空間を確保しつつクルマとしての基本性能を磨き上げることが基本テーマ。初代モデルではシンプル&ハイクォリティなデザインを追求するとともに、ターボエンジン車を用意することで長距離移動でも快適な走りを目指した。この2代目モデルにおいてもそれは同様で、“スタイルは変えずに進化する”ことを選んだのが大きな特徴だ。

ホンダ乗用車の原点となったN360。その思想を忠実に受け継いだのがN-ONEになる

 写真を見てもらえば分かるように外観のシルエットは初代モデルから大きく変わっておらず、よく見ないとどちらか見分けが付かないほど。これはN360、初代N-ONEと続く“タイムレスデザイン”を受け継いだ結果。ただ、当然ながらディテールは進化しており、ボディ下部のボリューム感をアップすることで安定感を生み出すとともに、フロント&リアの灯火類をフルLED化するなど、随所において第2世代らしい先進性を表現。また、新たに個性が異なる「Original(オリジナル)」「Premium(プレミアム)/Premium Tourer(プレミアム ツアラー)」「RS」の3タイプが用意された点も新しい試みだ。

 内装も初代モデルを思わせるシンプルかつオーソドックスなデザイン。派手な加飾やギミックは用意されていないものの、インパネ形状の工夫により開放感を高めるとともに、助手席まわりでは実際に足下空間を大幅に広げるなど、快適なスペースを生み出している。フロントシートについては初代モデルのベンチタイプからセパレートタイプに変更。センターコンソールを設けることでカップホルダーや小物がおけるトレーを装備し、日常の使い勝手をアップさせた。

 パワートレーンも第2世代に変更。エンジンは直列3気筒DOHC 0.66リッターの「S07B」で、自然吸気ユニットとパワフルなターボユニットが用意される。搭載エンジンはグレードによって分けられており、オリジナルとプレミアムが自然吸気ユニット、プレミアム ツアラーとRSがターボユニットとなる。

 自然吸気ユニットは可変バルブタイミング機構「VTEC」の採用などにより低燃費とパワーを両立。最高出力43kW(58PS)/7300rpm、最大トルク65Nm(6.6kgm)/4800rpmのスペックを実現。トランスミッションはN-ONE専用セッティングが施されたCVTが組み合わされており、ブレーキ時に自動的にダウンシフトを行なう「ブレーキ操作ステップダウンシフト制御」も採用する。WLTCモード燃費はFF(2WD)車で23.0km/L(市街地モード19.5km/L、郊外モード24.3km/L、高速道路モード24.0km/L)。

 一方のターボユニットは圧縮比を自然吸気ユニットの12.0から9.8に変更。ターボまわりでは電動ウェイストゲートバルブを採用するなど、ピークパワーだけでなくレスポンスを向上しつつ、優れた燃費性能も手に入れている。スペックは最高出力47kW(64PS)/6000rpm、最大トルク104Nm(10.6kgm)/2600rpm。トランスミッションは自然吸気ユニット同様にCVTが基本となるが、スポーティさを信条とするRSグレードのみ別枠になる。まず、CVTでは「Sレンジ」に専用セッティングが施され、アクセル低開度でのレスポンス向上を図るとともに、ステップダウンシフト制御においても再加速時を念頭に置いたセッティングを採用。また、大きなトピックとなるのが「6速MT」が用意されていること。「S660」と同様に1~5速をクロスレシオ化することで軽快な走りを実現するとともに、「Wコーンシンクロ」「カーボンシンクロ」を採用することにより気持ちのよいシフトフィールが楽しめる仕様となっている。WLTCモード燃費はFF車で21.8km/L(市街地モード17.6km/L、郊外モード23.2km/L、高速道路モード23.3km/L)。

 プラットフォームは2世代目のトップを切ってデビューしたN-BOXのものをベースに構造を刷新。ハイテン材の使用比率を高めるとともに高粘度接着剤によるボディ接合部位を拡大することにより、高剛性化&軽量化を実現。加えて2世代目Nシリーズ共通となる液封エンジンマウントを採用するとともに、適材適所に防音材を配置することで静粛性も高められている。サスペンションはフロントがストラット式、リアはFF車が車軸式、4WD車はド・ディオン式を採用。フロントサスペンションはスプリングをオフセット配置することでコーナリング時などのフリクションを低減、スムーズなステアリング操作や乗り心地を向上させる「横力キャンセルスプリング」を採用する。また、FF車にはフロントだけでなくリアにもスタビライザーを装着。安定したコーナリング姿勢と乗り心地の向上を実現している。

 先進安全装備は「Honda SENSING(ホンダセンシング)」をN-ONEとして初搭載。「渋滞追従付アダプティブクルーズコントロール(ACC)」「車線維持支援システム(LKAS)」「衝突被害軽減ブレーキ」など、安心感だけでなく快適性も高める技術が採用されている。また、6速MT車においてもACC(渋滞追従なし)、LKASなどが搭載されているのも嬉しいポイントだ。

 グレードはベーシックな仕様となるオリジナル、プレミアム、プレミアムに15インチアルミホイールや本革巻セレクトレバーなどを標準装備としたプレミアム ツアラー、RSの4タイプ。ミッションはRS以外ではCVTのみとなるが、駆動方式はFFと4WDを選択可能。RSはFFのみとなるがCVTと6速MTが選択可能となっている。

 ボディカラーはグレードごとに設定。オリジナルはモノトーンが「フレームレッド」「プラチナホワイト・パール」など6色、ルーフをホワイトとした2トーンカラーが「フレームレッド&ホワイト」など3色、ルーフをブラックとした「プラチナホワイト・パール&ブラック」で計4色を設定。プレミアム系はモノトーンが「ミッドナイトブルービーム・メタリック」「ブリティッシュグリーン・パール」など6色、2トーンカラーを4色設定。RSはモノトーンが「クリスタルブラック・パール」、2トーンは「プレミアムイエローパールII&ブラック」など4色設定する。

 価格はオリジナルが159万9400円(4WD車173万2500円)、プレミアムが177万9800円(191万2900円)、プレミアム ツアラーが188万9800円(202万2900円)。RSはCVT、6速MTともに199万9800円。

ホンダアクセス

 純正のカスタマイズ用品も数多くリリースされる。コンセプトは「各タイプの持つ“味”を引き立てるアクセサリー」でオリジナル、プレミアム、RSのそれぞれに合せたコーディネートが用意されている。

撮影車両はオリジナルグレード向けの「ブラウンコーディネート」。「幅広い世代のシックな装いをお好みの方」を想定したもので、フロントグリルなどに木目調のデカールを装着する
ブリリアントカッパーのインテリアパネル
合皮製のシートカバー。カラーはブラウン

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