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京都:「鉄印帳」の旅 人気続くよ:地域ニュース - 読売新聞オンライン

 全国のローカル線で誘客の一助にと展開されている御朱印帳の鉄道版「鉄印帳」が、優れた商品名やサービス名などを表彰する「日本ネーミング大賞2022」の優秀賞に選ばれた。府内では、京都丹後鉄道(丹鉄)天橋立駅で鉄印帳と鉄印を販売。関係者は「受賞をきっかけにローカル線の旅を楽しむ人が増えたら」と期待する。(松田聡)

 鉄印帳は地方鉄道40社が加盟する「第三セクター鉄道等協議会」や読売旅行などが2020年7月に始めたプロジェクト。各鉄道会社の駅窓口で販売され、各社オリジナルの鉄印を集めることができる。

 丹鉄の鉄印は特別名勝の天橋立と列車が描かれ、「感謝 京都丹後鉄道」と墨書されている。

 「感謝」の言葉は、運行会社「ウィラートレインズ」前社長の寒竹聖一さん(63)が「乗客、沿線の自治体、住民、スタッフのおかげで列車を走らせることができている」として発案。墨書は、料理を提供する観光列車「丹後くろまつ号」などで接客をするアテンダントが手がけた。

 鉄印は作り置きで、用紙は、宮福線 二俣ふたまた 駅(福知山市)近くの田中製紙工業所の和紙「丹後二俣紙」を使っている。大江山連山のコウゾを原料とし、きめ細かさが特徴だ。国内外の利用客に沿線の魅力を伝えようとの思いがこもっている。

 丹鉄は、鉄印帳が沿線を活気づけ、鉄道各社と支え合うことのできる取り組みとして参加。全国から鉄印を集める人が天橋立駅を訪れているという。広報担当者は「鉄印帳はお客様と鉄道、地域を結びつけるアイテム。鉄道利用の増進や、ファンの獲得につながっている」とする。

 天橋立近くで土産物店「吉野茶屋」を営む平木志乃さん(53)は「丹鉄は各駅に趣がある。鉄印帳を手に鉄道の旅を満喫し、自然あふれる天橋立にも立ち寄り、リフレッシュしてほしい」と話した。

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