JR西日本では50歳からをたのしむ大人の旅クラブ「おとなび」会員数が200万人突破をした記念に、旅コロ! 〜サイコロに託す冬のグルメ旅〜を企画しています。お一人19,999円で往復の新幹線や特急列車がついた日帰りグルメツアーで、カニ、フグ、伊勢海老といった冬の味覚と西日本の名所を満喫できます。行き先も食事もサイコロ次第で、ドキドキワクワクの日帰り旅。今回は温泉ソムリエの資格をもつ西村知美さんがサイコロに託す旅に出かけました。
行き先はサイコロ次第
「いつもの旅の始まりより、なんだかドキドキしますね」と、西村さん。今回の旅は、通常の旅とは違って行き先を自分で決めるのではなくサイコロの目次第で目的地が決まります。サイコロで決まるグルメと旅先は6つあり、カニなら鳥取のはわい温泉か兵庫の城崎温泉、竹野、フグなら山口の下関か北九州の門司、伊勢海老なら和歌山の周参見。おとなびの会員様(※)、JR西日本ジパング倶楽部会員様、およびその同行者のみ参加できる企画で、まずは「おとなび旅コロツアー抽選サイト」で行き先選びからスタートします。
(※)満 50 歳以上の方は、「J-WEST ネット会員」に登録いただくことで、簡単に「おとなび」にご入会いただけます。
「北九州の門司港や山口の下関でカニやフグも食べられて19,999円なんてお得な感じがしますね! さて、何が出るかな?」と、抽選サイトからサイコロをひとつ選んで登録。しばらくすると登録したメール宛に行き先が届きます。
「あ! 届きましたよ。今回は城崎温泉のカニ料理『三國屋』さんが当たりました!」と笑顔の西村さん。城崎温泉は一度仕事で訪れたことがあるそうですが、温泉に入るのは初めて。「私の地元山口県も今時期フグが美味しいんですが、やっぱりこの時期は温泉とカニは外せないですね。とっても楽しみです」と早速、大阪から「特急こうのとり」で約2時間40分、城崎温泉へ向かいました。
たっぷり詰まった身を味わうカニづくしランチ
「特急こうのとり」の車窓が雪景色に変わり、山水郷を眺めてすぐにJR城崎温泉の駅に到着します。城崎温泉といえば、7つの外湯を巡る「七湯めぐり」が有名ですが、駅前から続く街並みには、テイクアウトできる食べ歩きのお店や温泉卵づくりが体験できるお店、素敵な雑貨やお土産物が買えるお店などが立ち並び、散策だけでもワクワクする店構えが続きます。
駅から3分ほど歩くと、今回のメイン「カニ料理」をいただく「三國屋」さんに到着。
「こちらが今回お世話になる心の宿 三國屋さん。とっても風情のあるお宿ですね。150余年ほどの歴史があるそうですよ。それでも1300年の歴史をもつ城崎温泉の中では150年でも若い方なんですって」と西村さん。玄関には人力車が止まり、民藝風数寄屋造りの宿。落ち着いた佇まいのエントランスで温かな表情で客人を迎え入れる仲居さんの笑顔にホッとします。さっそく主人の案内でお座敷に通されました。
三國屋さんでは、海・山・川と自然に恵まれた城崎の地元食材にこだわって、丁寧に作られた料理が食べられます。11:30から14:30までの間で食事ができて、外湯の利用券が1枚進呈されます。客席の窓越しにはうっすら雪がかかる街並みが映え、心が和みます。
献立は特製カニの身とカニみそあえ、カニ味噌豆腐、カニと甘エビのお造り、茹ガニ、カニすき鍋、カニ雑炊、香の物、フルーツと豪華なカニ会席。たっぷり詰まったカニの身で、お刺身から茹ガニまで甘みも旨味も凝縮しています。「ここでしか味わえないカニの美味しさですね。今年はカニの値段が高騰しているので、余計にカニづくしの旅は贅沢な気分。三國屋さんのお料理は、鍋のお出汁にもこだわりを感じます。昆布出汁とカニがとってもマッチして、味に深みが増しますね」と、西村さんはおいしそうに料理を味わいます。
湯けむりと雪景色のゆるり散策
食事の後は城崎の街歩きと湯めぐりを楽しむことに。「湯けむりと雪景色、なんて素敵な」と西村さんもため息の出るような光景が続く城崎温泉の街並み。川沿いの柳並木の通りには、穏やかな時間が流れます。720年に開湯した城崎温泉は1300年の歴史をもつ温泉街で、文豪・志賀直哉をはじめ多くの文人に愛された温泉です。JR城崎温泉駅のとなりにある“さとの湯”をはじめとして、およそ100m〜300mの間隔で7つの外湯が点在。冬の雪景色の散策はもちろん、春の夜桜、夏の灯籠とかがり火、秋のだんじり祭りなど、どのシーズンに行っても四季折々のイベントや景色を楽しめます。
温泉ソムリエの資格をもつ西村さんは芸能界きっての温泉通。「もともと旅が好きで、家族でも一人でもツアーなどに参加して、普段から全国各地へ時間があったら旅をしています。温泉が大好きで、日本中の温泉に入りに行くのが趣味のひとつなんです」と嬉しそうな表情で語る西村さん。「同じ城崎温泉でも、ひとつひとつのお風呂で少しずつ成分が違うんですよ」と温泉の成分表をみながら分析するのも、湯めぐりの楽しみ方だそう。
城崎温泉の7つの外湯のなかのひとつ、御所の湯に着きました。後堀河天皇の御姉安嘉門院が入浴されたという由来で名付けられ、京都御所を模した“御池庭”や大きな滝を眺めながら入ることができる外湯です。観光客はもちろん、地元の方民にも愛されて人々が行き交います。
「城崎温泉の湯は塩化物泉といってナトリウムが多い泉質です。塩化物泉は、保温、保湿、殺菌効果が期待出来ると言われています。塩分が肌に膜を張る事により、水分を逃さないので保湿にもなり、熱を逃さないので保温にもなります。別名『あたたまりの湯』とも言われていますし、殺菌効果で『傷の湯』とも言われています」と外湯を楽しみながら西村さんは語ります。
旅は次の旅を呼び、人を呼んでくれる。
サイコロに託された冬のグルメ旅も終盤。城崎の街を歩きながら、西村さんは今回の旅を振り返ります。「私は旅の行き先や温泉を選ぶとき、“今は冷えを取りたいから塩化物泉へ行こうかな”と今の自分の調子と相談しながら決めることが多いんです。ただ、今回の旅は、サイコロに行き先を任せる旅。いつもなら自分の目的に合ったところへ決めてしまうけれど、自分では選ばないところにサイコロが案内してくれる面白さとワクワク感がありますね」。
帰りの電車は15:30の「特急こうのとり」。そろそろ出発の時刻です。JR城崎温泉駅の夕刻は帰路に着く客と到着した旅人で賑わいます。
「旅が好きなのは、旅先でのさまざまな人との出会い。そして、次はこんなところへ行ってみようとか、ここに行けなかったから次来た時にはきっととか、またあの人に会いに来よう、と次の目標ができるんですね。旅は次の旅を呼び、人との出会いを呼んでくれる。私にとって旅は新しい旅へ続く道です」と西村さん。いつか3度目の城崎温泉を訪れる目標を胸に、西村さんは城崎をあとにしました。
旅コロ! ~サイコロに託す冬のグルメ旅~(日帰り)各地域の魅力的な冬の味覚がサイコロの目になって登場します。サイコロの目で振り当てられる料理とエリアは以下の6カ所。 「カニ」3カ所:はわい温泉、城崎温泉、竹野 「ふぐ」2カ所:下関、門司 「伊勢海老」1カ所:周参見 ・旅行期間 2022 年 12 月 21 日(水)~2023 年 3 月 31 日(金) ※年末年始除外日あり 【おとなび200万人突破記念の詳しい情報はこちら】 おとなび会員様、JR 西日本ジパング倶楽部会員様およびその同行者の方のみご参加いただけます。満 50 歳以上の方は、「J-WEST ネット会員」に登録いただくことで、簡単に「おとなび」にご入会いただけます。会員登録方法やサービス内容など詳しくは専用ホームページ「おとなび」をご覧ください。※会員登録・年会費は無料です。 【ご入会方法など詳しくはこちら】 |
(提供:西日本旅客鉄道株式会社 企画制作:朝日新聞社メディアビジネス局)
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