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人気高まる一人旅、「行き着くスタイル」 世代問わず旅は個人化傾向:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 一人旅の人気が高まっている。

 リクルート「じゃらんリサーチセンター」による2021年度の「じゃらん宿泊旅行調査」で、宿泊旅行の同行形態を尋ねると、一人旅は、トップの「夫婦2人」(27・4%)に次いで2位の20・1%。過去18回の調査で最高値だった。

 同センターの森戸香奈子・主席研究員は「長期的にみて旅行のグループサイズは縮小の傾向で、個人化が進んできた」と指摘する。この傾向は世代を問わず全世代にみられるという。

 「旅行はどこに行って何をし、何を食べるか合意形成の連続。人と合わせるのはわずらわしく自分の好きにしたい思いから、夫婦旅、さらには一人旅へと向かっている」と森戸さん。

 コロナ禍は、この個人化の流れを後押ししたという。

 「一人旅プランを積極的に組む宿泊施設も増えた。今後コロナ禍からの揺り戻しで複数での旅行がいったん盛り返すだろうが、長い目で見れば一人旅はさらに広がり定着していくだろう」

 JTBパブリッシングの「ノジュール」は50代からの旅と暮らしをテーマにした年間定期購読誌だ。廣井友一編集長によると、一人旅は最も人気のあるテーマという。

 「読者は旅への関心が特に高い方。自分の興味に合わせて、旅を最大限楽しむ旅慣れた人にとって、行き着くスタイルが一人旅なのでは」と話す。ムック「大人のひとり旅」も手がけ、3月には2冊目を出した。

 料理研究家の山脇りこさんは、この7年ほど、1人で旅を楽しむようになった。3月に旅のエッセー「50歳からのごきげんひとり旅」(だいわ文庫)を刊行すると、発売1カ月半で5万部を超えるヒットになった。

 山脇さんは「旅は夫とすることが多く、それはそれで楽しい。ですが、1人で日常から切り離されると、自分自身とじっくり向き合える。自分にとって大切な人は誰か、何が大事かを考え、見直す機会」と魅力を話している。(大村美香)

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