スルガ銀行は、神奈川県・湘南地域自転車観光促進協議会と「自転車を活用した観光振興に関するパートナーシップ協定」を締結した。湘南エリアの観光資源をつなぐ移動ツールとしてシェアサイクルを活用するシティプロモーション「湘南シェアサイクル 東海道旅」を実施する。小回りが利く自転車で移動する湘南エリアの新たな魅力発掘とともに、二次交通のネットワーク構築にも取り組む。
湘南地域自転車観光推進協議会は、湘南地域で自転車を活用した周遊観光を促進するために、神奈川県、平塚市、鎌倉市、藤沢市、茅ケ崎市、寒川町、大磯町、二宮町や各観光協会(鎌倉市除く)で構成。2019年8月から「湘南地域シェアサイクル広域周遊観光実証実験事業」を実施している。
シティプロモーションについては、スルガ銀行が2023年7月~2024月5月の期間中、協議会を構成する4市3町の各地をシェアサイクルでゆっくり走る様子を撮影したプロモーションビデオを制作し、同社のSNSなどを通じて情報発信する。自転車に乗っている視点でさまざまな街の表情、観光スポットやグルメ、地域おすすめのショップを紹介し、観光客の誘致を図る。
同銀は「サイクリングプロジェクト」として、地域の観光資源と連携したサイクルツーリズムの推進や、自転車の機動性を活かした観光情報の発信に取り組んでいる。同社が業務提携する「ツール・ド・ニッポン」が実施した「サイクリスト国勢調査2021」によると、サイクリストが地域を訪れる際の予算は1回、1人あたり平均約3.7万円と推計されるという。
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