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カシミヤブランドの「バリー」とソフィア・コッポラがコラボ 旅でも仕事でも使えるセーターなどを発売 - WWD JAPAN.com

スコットランド発のカシミアニットブランド「バリー(BARRIE)」は、映画監督のソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)を起用したカプセルコレクションを発表する。商品は11月に「バリー」のブティックやオンラインストア、一部の小売店などで発売する予定だ。

今回のコラボは、コッポラによる“心地良さとシックな雰囲気が共存する旅行用の服”というアイデアから、旅行やレジャー、仕事にも着用できるアイテムを用意。ジョギング用の上品なセットアップやロールネックのセーター、「バリー」定番のトップスやカーディガン、ニットで仕立てたバレエシューズなどがそろう。老舗ニットメーカー独自の手仕事により、軽量のシルク混カシミヤをゆったりと快適なシルエットにカットしつつ、テーラードのデザインに仕上げた。“まるで宝石”と説明する3種類のボタンは、シーンを問わずマッチするデザインになっている。コレクションのカラーパレットはミッドナイトブルーや黒、グレー以外に、濃淡さまざまなピンクなど。

コッポラとの協業について、「バリー」のオーギュスタン・ドルマイヨ(Augustin Dol-Maillot)=アーティスティック・ディレクターは、リラックス感があり心地よく、それでいてスタイリッシュなコッポラのエレガントな魅力を定番アイテムに吹き込むように製作していったという。「ソフィアは『バリー』というブランドや、それを着る女性を体現したような人物だ。そのクリエイティビティーも素晴らしく、ルックを作る際の正確さやアティチュードにも魅了されるし、タイムレスな部分とモダンなシルエットのバランスも完璧だ。彼女とのコラボレーションはずっと夢見ていた。ブランドとしても彼女と仕事することはとても価値のある冒険になるだろう」と話す。

「バリー」のニットを何度も着回すほど愛用しているというコッポラは、「私は素晴らしい品質の『バリー』のカシミヤニットの大ファン。美しいディテールが施されたウエアはタイムレスで着やすいものばかり。今回、オーギュスタンと『バリー』のチームとの仕事は楽しい経験だった。私が思い描いていた、心地良さとシックな雰囲気が共存する旅行用の服のアイデアという夢のデザインを実現してくれた」と話す。

バリーは1903年にスコットランドで創業。数十年にわたってさまざまなメゾンのカシミアニットを手掛け、2012年にシャネル(CHANEL)が買収。14年に社名を冠したブランド「バリー」を始動した。19年春夏から、シャネル ストゥーディオ所属のドルマイヨをアーティスティック・ディレクターに起用。ドルマイヨは1989年生まれ、フランス出身。パリのリザア(LISAA)美術学校を卒業後、シャネルに入社。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)=クリエイティブ・ディレクターとヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)=クリエイティブ・スタジオ ・ディレクター(いずれも当時)のアシスタントを務め、スポーツウエア・アクセサリー部門に所属し、経験を積んだ。

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