旅行 雑誌 のブランド「るるぶ」が今年、 創刊 から50 周年 を 迎 えました。ドラえもんの「どこでもドア」のようにページをめくるだけで旅に出た気分になれる「るるぶ」の 歴史 や 魅力 について、 刊行 するJTBパブリッシング(東京都江東区)の 編集 部に 取材 しました。
「見る・食べる・遊ぶ」のコンセプト( 基本概念 )のもと、「るるぶ」は1973年6月、雑誌「旅」の 別冊 として創刊されました。 老舗 雑誌の「旅」は 男性 読者が多かったのですが、 女性 の社会進出や国鉄(現JR)の「ディスカバー・ジャパン」のキャンペーンの 影響 もあり、 若 い女性の間で旅行機運が高まり始めたのがきっかけです。「 最初 の『るるぶ』は旅行だけでなく、ファッションやグルメ 情報 もある女性誌 的 な作りでした」と、同社情報メディア編集部の 福本由美香 編集長は説明します。
その後、大きな写真を生かせるサイズで、丸めてバッグに入れられる作りにしたエリア別のガイドブック「るるぶ情報 版 」が84年「京都」を手始めに 誕生 しました。「ハワイ」「 香港 」など海外にも 地域 を広げながら、全 都道府県 を 制覇 。2010年には発行点数世界 最多 の旅行ガイドシリーズとしてギネス世界 記録 に 認定 され、 昨年通巻 6000号に 達 しました。
福本編集長は長年 愛 されてきた理由を、「時代に合わせた雑誌作りにある」と言います。「その土地で 絶対 見た方がいいものを分かりやすく 紹介 することを 基軸 に、時々の流行も 加 え、定番と 最新 のバランスをとるようにしてきました」。エリアごとに刊行の7、8か月前から 企画 を考え、毎年情報を 更新 する地域も多いため、年に約150 冊 を作っているそうです。
コロナ 禍 をきっかけに新しい「るるぶ」も誕生しています。「知る・つくる・学ぶ」をコンセプトに旅 以外 の行動のきっかけになるよう、「 宇宙 」や「 縄文 」など 幅広 くガイドしたり、テレビ番組、アニメ、ゲームなどとコラボしてその世界 観 を紹介したりする企画などです。
「るるぶエヴァンゲリオン」や「るるぶラブライブ!サンシャイン!!」を 担当 した入社7年目の 山崎美波 さんは、「私自身アニメ好きだったのが企画のきっかけ。『ラブライブ!サンシャイン!!』ではアニメの 舞台 、 静岡県沼津 市の定番 観光 地とは 違 う、ファンだから分かる場所も紹介し、『 聖地巡礼 』(舞台 巡 り)に 訪 れる人も多い」といいます。
YouTuber「東海オンエア」の活動 拠点 、 愛知 県 岡崎 市を紹介したり、オンラインゲームの「原神」の中の世界を観光 案内 したりする「るるぶ」もあります。
旅の情報 源 としてインターネットやSNSを 利用 する人も 増 えています。紙雑誌の「るるぶ」の強みは、ひと目みるだけで定番スポットやその間の 所要 時間を 把握 できたり、王道のモデルプランが分かったりするページがあること。一つひとつ調べなければならないネットと 比 べ、大きな 利点 です。
「インスタグラムで情報を 得 るのもいいですが、旅行に出るとき、まず『るるぶ』を買ってもらうと、世界観が広がり楽しさが 倍増 すると思う。ぜひ手にとってください」と福本編集長。これからも「るるぶ」は旅行のお 供 として愛され、 私 たちの生活に 彩 りを 与 えてくれるだろうと思いました。
皆 さんが楽しそうで、明るい 職場 だったことが 印象 的でした。ポップな表紙と 誌面 で、読者をワクワクさせる「るるぶ」が出来上がる理由が分かりました。人々を楽しませようとする 姿勢 に、私も 刺激 をもらいました。(岡島)
★企画者・ 岡島花蓮 記者(高1)、 田村晴 記者(高2)、 中島 あかね記者(中3)、 伊藤護 記者(中1)
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