「上州将棋祭り2024」が3日、群馬県高崎市「Gメッセ群馬」で行われた。目玉イベントとして、日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)と前会長の佐藤康光九段(54)のトークショー「新春記念座談会」が行われた。羽生によると、「こういう形でのトークショーは初めてではないでしょうか?」という。

藤井聡太8冠の活躍で、昨年は「観る将」が「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに選ばれた。「今まで将棋の世界と接点がなかったところから話をいただいたり、日常のニュースで藤井さんがごはんで何を食べていたか報じられるとは夢にも思わなかった。隔世の感がある。町おこしや名産がきっかけとなって広まると、相乗効果がある」と期待した。

また、羽生は「最近『観る将』の発展形として、『旅将』もある」とも解説。「イベントや催しに参加しながら、旅行を楽しむファンもいます。旅のツールとして将棋が入っているというのも期待します」と話していた。