
古くからの時計ファンは、チュチマに対して“軍用時計メーカー”というイメージを強くもっていることだろう。実際、現在も同社が主力としている“M2”や“フリーガー”は、かつての軍用時計やNATOクロノグラフのDNAを受け継いだコレクションだ。
そんな同社に大きな転機が訪れるのは、ベルリンの壁崩壊以降の悲願であった、創業の地ドイツ・グラスヒュッテへと帰郷を果たした2008年のこと(第2次世界大戦の敗戦の影響で拠点を北ドイツに移していた)。
地名を加えた“チュチマ・グラスヒュッテ”として再スタートを切った同社は、これを機にコレクションの大幅なブラッシュアップを実施。“M2”や“フリーガー”は往年の軍用時計の雰囲気を残しつつも、現代的なエッセンスを加えてデザイン性が高められた。
さらにムーヴメントの自社開発にも着手。自社ムーヴメントを搭載し、グラスヒュッテ伝統の意匠、技法を駆使した新コレクション“パトリア”は、その完成度の高さが世界中の愛好家から高い評価を得ている。
グラスヒュッテへの帰郷後に投入された新コレクションは、“パトリア”のほかに実はもうひとつある。それがこのたび日本初上陸した“ザクセン”コレクションだ。
グラスヒュッテが属する“ザクセン州”にちなむ本作で見るべき点は多いが、やはり目に付くのはそのデザインだろう。四方のエッジを立てたクッションケースや鋭角な先端をもつ槍のような時分針など、新生チュチマの独自性を主張する意匠が随所に見られる。
グローバルブランドがひしめくグラスヒュッテへの帰郷を機に、おそらくは“軍用時計メーカー”というイメージからの脱却を狙ったのであろう。端正な顔立ちに仕上げられた文字盤デザインは、これまでにないモダンな雰囲気を醸し出している。
また新生チュチマでは製造もグラスヒュッテで行う新たな体制を採ったことにより、とりわけ外装クオリティが向上している。具体的にはケースやブレスレットの仕上げがいっそう入念になり、また文字盤の色表現も従来以上に豊かになっているのだ。そしてこうした外装クオリティの向上を如実に感じさせるモデルの筆頭がこのザクセンなのである。
他方、20気圧防水など優れた実用性を両立させている点はチュチマらしい。ちなみにザクセンワンの価格はクロノグラフモデルが税込み70万4000円、3針モデルだと41万8000円と、作りの良さを考えれば良心的である。
グラスヒュッテの古豪として伝統を継承する一方、新たな試みにも果敢に挑む新生チュチマを象徴するザクセンコレクションに注目だ。
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堀内大輔(編集部)
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