小鳥のさえずりで目が覚める幸せ。
在宅勤務を始めた人のなかには、通勤時間の分だけいつもより長く眠れるという恩恵をありがたく享受している人もいるのでは？ でも、朝が苦手な人からしたら、｢少し睡眠時間が伸びた＝すんなり起きられる｣とは限らなかったりするんですよね（こんなこと言ったら、｢そうそう｣って頷いてくれる人と、｢え？ 何言ってるの？｣って引いちゃう人がいるかもしれませんが…朝から怠けてるわけじゃなくって、睡眠と起床のリズムをうまく整えられなくて悩んでる人もいるんです）。
子供の頃からどうしようもなく朝が弱い私は、予定よりも早めの時刻にアラームを設定して、スヌーズを活用しながら二度寝を繰り返し、だんだん目を覚ましていく…という習慣を身につけていました。でも願わくば、毎朝すっきり目を覚まして、爽やかに過ごしたい。どうにかできないかといろいろリサーチするうちに行き着いたのが、光目覚まし時計でした。
もう、朝からイライラしない！
まず、“光”目覚まし時計とは何なのかについて。一般的な目覚まし時計（あるいはスマホ）だと、セットした時間にアラームが鳴って起きますよね。光目覚まし時計は（その名の通り）、セットした時間に合わせて光と音で起こしてくれるというもの。
私が使っているのは、フィリップス｢ウェイクアップライト｣のHF3505というモデル。まるで太陽のような暖色光と、小鳥のさえずり音で起こしてくれます。それも、時間になったら急に点灯して音が鳴るのではなく、たとえば7時半にセットしたら7時頃から段階的にじわじわと明るさ、音量が増すようになっています。
いままでの目覚まし時計は、時間になったらピピピ！と激しめに鳴るので、ぐっすり眠っていたところを急にハッと起こされた状態になり、朝からイライラしちゃうことも。それがフィリップスの光時計では、それはそれはおだやかな小鳥のさえずりが始まり、夢の途中でも飛び起きることなく、文字通りゆっくり目を開けるようにして起きるようになりました。最高です。
従来の目覚まし vs 光目覚まし時計
フィリップス｢ウェイクアップライト｣を使ってみて、本当に起きれるようになったのか。
人にもよるとは思いますが、私はイエスです。特に、まだ眠くて目が開かない...という朝でも、光のほうに顔を向けるだけで目が覚めていくのが実感できて、もう少し寝たい…と葛藤することも減りました（ゼロではないけれど）。
いっぽう、旦那の感想は｢これで起きる自信がない｣とのこと。朝型の彼はいつも目覚ましが鳴ったらスッと起きてパッと支度できるタイプですが、小鳥のさえずりがあまりにも穏やかだからか、気づかず寝坊してしまうのが怖いのだそう。私が寝ている側に光時計を置いているので、明るい光が彼のもとには届いていないのもあるかもしれません。
ちなみに旦那が毎日使っているIKEAの置き型目覚まし時計がピピピと鳴っても、恥ずかしながら私は一度も起きたことがなく…無視しているのではなく、毎朝アラーム音が鳴っていることすら知らずに爆睡してしまっています。そんなこともあって、自分には音よりも光のほうが合っているんだと思います。
注意したいこともいくつか
フィリップス｢ウェイクアップライト｣シリーズは、日本では現時点で並行輸入品のみ取り扱われています。今回レビューしたHF3505タイプのように、予算に合わせて最新モデルを避けると比較的安価に手に入るかもしれません（販売業者による）。
また同モデルにはFMラジオ機能がついていて、アラーム音としても設定できるのですが、日本では周波数帯域の違いによりラジオ機能が使えない点にも予め留意しておく必要があります。ただ実際には、コードレスでないため（コンセントを抜くと時間設定からやり直し）、ラジオを聞きたかったらベッドサイドまで行かなくてはいけない状態なんですけどね。
ライトは10段階の明るさをボタンで調整できるようになっています。いろいろ試してみて、最も明るい10にセットしないとぐっすり二度寝してしまうこともしばしば。逆に、10にすると一気に目が覚めるので最強です。またこの明るさだと、読書灯としても（1人分なら）使うこともできます。置き型なこともあり、部屋全体を照らすのには向いていないかもしれません。
ディスプレイの明るさも、4段階調整できます。最小レベルにすると、日中はデジタルな文字盤（赤）が見えづらく、暗闇では若干の明るさを放ちます。（寝る前に、壁向きにそらすと気にならなくなるんですけどね。）あと文字盤絡みでいうと、時刻は表示されますが年月日は表示されません。
スヌーズ機能は、上部をタップすると9分後にまた音が鳴り始めるという仕組み。ただし、そのあいだも光は点灯したままです。
どんな人に向いている？
上記は、気になる人は気になるかも？ と思いながら書いてみましたが、私はすべて考慮しても、一度使い始めたらもう普通の目覚まし時計には戻れないなーと思っています。
朝起きるのが得意じゃない人、二度寝が止まらない！という人はもちろん、1日のストレスは朝の目覚ましから始まるという人、おうち時間が増えて、いつも通りの時間に起きることが難しくなってきたという人、シンプルに毎朝小鳥のさえずりで目を覚ましたい人にもオススメです。
これから夏に向けて日が延びてきますが、雨や曇りの日、それから（今すぐとは言わずとも）長く暗い冬に向けて…光目覚まし時計の存在はなかなか頼りになりますよ。
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May 02, 2020 at 01:00PM
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通勤しなくてOKと思ったら二度寝が止まらない人に：フィリップス光目覚まし時計が最高 - ギズモード・ジャパン
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