革新的な洋服づくりで世界的に活躍したファッションデザイナーの高田賢三(たかだ・けんぞう)さんが4日、新型コロナウイルス感染のためパリ郊外の病院で死去した。81歳だった。兵庫県姫路市出身。文化服装学院を卒業後、1965年に貨客船でフランスに渡り、修業を経て70年にパリにブティックを開いた。「高級既製服」の草分けの一人とされる。直線と面で作る民族衣装の発想を洋服に取り込み、独創性でパリモードの常識を破っ