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空から見る江戸・明治の群馬 県立歴史博物館 国・城・町村の絵図紹介 - 東京新聞

床に国絵図が映し出され、壁にも映像が流れるデジタル展示=いずれも高崎市で

床に国絵図が映し出され、壁にも映像が流れるデジタル展示=いずれも高崎市で

 江戸〜明治時代に描かれた群馬県に関係する実物の絵図を中心とした企画展「空からグンマを見てみよう−国絵図・城絵図・町村絵図−」が、高崎市綿貫町の県立歴史博物館で開かれている。さまざまな絵図約六十点や現在の群馬県とほぼ同じ地域にあった「上野国(こうずけのくに)」の国絵図をデジタル映像化した展示もある。新型コロナウイルス対策のため事前予約制で、十二月六日まで。(市川勘太郎)

 前橋城、館林城、高崎城、沼田城の絵図からは、城の成り立ちが分かる。県庁一帯にあった前橋城は、城の西側を流れる利根川の洪水や氾濫によって浸食され、治水工事をした様子が「前橋城絵図」に表現されている。

 国絵図は江戸幕府が各大名に命じて描かせた。上野国の絵図は寛文、元禄、天保と年代の異なる絵図をデジタル化。展示室の床にプロジェクターで絵図を映し、人の動きを感知するセンサーを設置。絵図上の名所に人が立つとセンサーが反応し、前方の壁に名所の地形などを立体化した映像が流れる。名所は浅間山周辺など六カ所ある。デジタル展示は同館で初の試み。

城とその周辺が描かれた「前橋城絵図」

城とその周辺が描かれた「前橋城絵図」

 明治維新後の地租改正に伴い土地の所有者を記した国の重要文化財で、県行政文書の「壬申(じんしん)地券地引絵図」も展示。期間中に一部展示替えがある。

 青木裕美学芸員は「江戸時代の空中散歩のように絵図を見てほしい。現在と変わったものと変わらないものを見つけ、群馬の歴史を身近に感じてもらえれば」と話している。

 開館時間は午前九時半〜午後五時。一時間で八十人程度の入場制限があり、予約枠の時間の直前まで受け付けている。観覧料は一般六百円、大学・高校生三百円、中学生以下無料。原則月曜休館。

 事前予約は同館=電027(346)5522=やホームページへ。

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