ここ2年ほどで確実に増えたのは「ひとりでメシを食いに行く」という行為ですね。これまでは「じゃあメシでも食いながら」「とりあえず飲みながら」と、仕事仲間を誘うのが常だったんですけど、そうはいかない状況になってしまいましたからね。ひと仕事終えた後に「じゃあ行きますか?」「行きましょう、行きましょう!」なんてことはなくなって、必然的に家に直行するか、出張先であればテイクアウトかひとりメシになるという具合に。
つまりは単独行動が増えたわけです。で、やってみるとこれが案外悪くないということに気づいてきたんですね。思えば、ひと仕事終えた後に「じゃあ行きますか?」という提案を誰がするのか、というのも案外めんどくさい問題でね。それは会社であれば、上司がすることであって「行きましょう!」と盛り上げるのは部下の役割みたいな図式が成り立っていて。その図式を成り立たせるために、上司も部下もある程度の我慢をしていたんですよね。それがこの2年は全くなくなり、多くの人がホッとしていたんじゃないかと思うんです。そうしているうちにみんな単独行動に慣れてきた。
前回のコラムでこの春、宮城…
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