Search

今週の本棚:川本三郎・評 『旅は終わらない 紀行作家という人生』=芦原伸・著 - 毎日新聞

 (毎日新聞出版・2090円)

70歳を超えなお「学び」の途上

 「世界の五大陸、七つの海を取材旅行した。年間一〇〇泊ほど旅を枕として過ごしてきた」という旅行作家が、学生時代と旅を仕事としてきた四十年を振り返る。

 好きなことを仕事にする。羨ましい。世界各国、日本各地を旅している。といっても冒険家、探検家ではない。民俗学者、宮本常一を尊敬するというだけに思索の旅といえばいいか。その土地の風土、生活、歴史に注目してゆく。だから旅とは「学び」であるという。

 一九四六年生まれ。北海道大学でロシア文学を学ぶ。ドストエフスキーの影響を受ける。大学時代に道北を無銭旅行。金がなくなり釧路駅の待合室で寝泊まり。当時の国鉄はまだ管理化されておらず貧乏旅行者に寛大だった。

Adblock test (Why?)



from "旅" - Google ニュース https://ift.tt/178kqnj
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

0 Response to "今週の本棚:川本三郎・評 『旅は終わらない 紀行作家という人生』=芦原伸・著 - 毎日新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.