愛媛県内子町を自転車で活性化しようと取り組んでいる、地域おこし協力隊の女性。夫は自転車が大好きというイギリス人。夫婦とともに、自転車で山あいの絶景をめぐった。
自転車だから見える景色、得られる達成感
名護谷希慧アナウンサー:
格好もスポーティーに決めてきました。旅のお供は電動機付き自転車、Eバイクです。そんな自転車の旅をご案内いただくのは、こちらのお二人です
大川民恵さん:
内子町地域おこし協力隊の大川民恵です。主人のウィリアムです
ウィリアム・ターナーさん:
よろしくお願いします
松山市出身の大川民恵さん。夫のウィリアムさんはイギリス人。ニュージーランドで暮らしていたが、2020年に夫婦そろって内子町に移住した。協力隊として、自転車を生かした観光振興に取り組んでいる。
名護谷希慧アナウンサー:
どうして自転車なんですか?
大川民恵さん:
今から15年くらい前に夫と出会って、自転車の魅力とか楽しさを教えてもらって
ウィリアム・ターナーさん:
初めて2歳のときにお父さんの自転車の後ろに乗って、フランスをまわりました
初めての自転車旅行は2歳という、大の自転車好きな夫・ウィリアムさんとの出会いは、大川さんにとって自転車の魅力との出会いでもあった。
その後、日本からニュージーランドへ世界一周の自転車旅に出るほど、自転車のとりこに。
名護谷希慧アナウンサー:
すごいですね。自転車で行けるんですね
大川民恵さん:
行けます!海以外は(笑)自転車だから見える景色とか得られる達成感を、内子町に来られる観光客の方と共有できたらいいなという思いで活動しています
絶景の棚田めざし山道を登る 急勾配も何のその
名護谷希慧アナウンサー:
雰囲気がある。川の音も涼し気ですね、気持ちいい
風情ある屋根付き橋が残る山あいに位置する旧御祓小学校から、約6km離れた「泉谷の棚田」へ向かう。
大川民恵さん:
ここから登りになるので「スポーツモード」をガンガン使ってください
名護谷希慧アナウンサー:
すごい軽くなった!びっくり。背中を押されてるみたい。気持ちいいですね
大川民恵さん:
Eバイクを楽しむ方法として、やっぱり坂道を楽しく登ることができるっていうのは大きなポイントで
山道を登っていると…。
大川民恵さん:
こういった岩肌とかも見える
名護谷希慧アナウンサー:
車で走ってたら、そんなに目に止まらないかもしれない。森のにおいというか、木のにおいも
大川民恵さん:
おっしゃる通りで、歩くよりも遠くに行けて、車より自然に近い。そしてお財布にも優しくてエコになると(笑)
ここで急勾配の坂が目の前に現れた。
名護谷希慧アナウンサー:
これ登るんですか?
大川民恵さん:
登りまーす!
名護谷希慧アナウンサー:
すごい登り!あっ、でもいける。いけますね
大川民恵さん:
そう、風を切ってる感じするでしょう
ついに棚田に…。
名護谷希慧アナウンサー:
おー!すごい!一気に開けた!
大川民恵さん:
そうですね、ちょうど田植えも終わって、今すごくきれいですね
名護谷希慧アナウンサー:
きれい!緑がきれい
ウィリアム・ターナーさん:
きれいですね
名護谷希慧アナウンサー:
すごい!一面に見下ろせるんですね、見晴らしがいい。奥の方の山まで
大川民恵さん:
自転車で来ると、やっぱりうわぁ!ってなるんですよね。やっぱり自分の足で来たからこそ得られる特別な感覚ですね
ここで、お友達手作りのお菓子でひと休み。
大川民恵さん:
この景色だけじゃなくて、ここに来るまでの道のりのことも覚えていたりするんですよね。それはなかなか車では味わえないところだと思います
名護谷希慧アナウンサー:
移動手段じゃなくて、移動も楽しくなる
大川民恵さん:
そうなんです。その通りです
山の次は岩の頂上へ 狭い道を進み…
さあ、休憩も終わり!自転車でもう少し足を延ばして、内子の自然を五感で満喫。美しい棚田に続いて訪れたのは…。
大川民恵さん:
「だらり権現」の登山口ですね。ここから岩の頂上を目指します
名護谷希慧アナウンサー:
岩の頂上なんですね。登山…。山じゃなくて岩なんですか
大川民恵さん:
もともと石鎚山信仰のために開山をした岩場です
名護谷希慧アナウンサー:
大きな岩?壁のような。すごいですね、これ
急な石段を上ると、そこには驚きの光景が広がっていた。
名護谷希慧アナウンサー:
こんな岩の間を通るなんて
大川民恵さん:
ここ、さらに岩場が狭まって、この間を歩くようになるんですけど
名護谷希慧アナウンサー:
冒険感がある
はしごを登ったら終わり…ではない。さらに鎖を使って岩の頂上を目指す。
名護谷希慧アナウンサー:
これ、どうするんだ?これ、足場にしていいの?上がってきた!すごい開けてる!距離短いですけど、達成感すごくありますね
マウンテンバイク専用の道整備も
大川さんはウィリアムさんのサポートを受けながら、今回のようなサイクリングツアーを企画したり、内子町の「小田深山」にマウンテンバイク専用の道を整備したりと、自転車を生かした地域の活性化に力を注いでいる。
大川民恵さん:
自転車を通して、自分に自信が持てるようにもなった気がします。自分の足で行ったことの達成感とか、それを分かちあったりしたことで、頑張ったらできるんだなって
ウィリアム・ターナーさん:
サイクリングコミュニティーがどんどん盛り上がったら、どんどん人が増えて楽しい文化だと思う
大川民恵さん:
サイクリングが内子町の新しい観光のコンテンツだったり、内子町の新しい風景のひとつになるといいなと思います
(テレビ愛媛)
(FNNプライムオンライン7月9日掲載。元記事はこちら)
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