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上品な内装、揺れのない快適な30分の旅…西九州新幹線に記者が乗ってみた - 読売新聞オンライン

 西九州新幹線(佐賀県武雄温泉―長崎間、約66キロ)の報道関係者向け試乗会が行われた10日、本紙記者も約30分の旅を体験した。走行中は揺れもほとんどなく快適で、車両のデザインにも目を引かれた。一方、武雄温泉駅(武雄市)で、在来線特急と新幹線「かもめ」を同一ホームで乗り継ぐ「対面乗り換え」は少し煩わしさもあった。(饒波あゆみ)

 出発地の佐賀駅から武雄温泉駅に到着すると、「かもめ」が待ち構えていた。6両編成(391席)で、1~3号車の指定席は座席が左右に2席ずつ配置されている。車両ごとにグレーの菊大柄、緑の獅子柄、ベージュの唐草柄とデザインが異なり、いずれも上品な印象を受けた。クッション性があり、両側の肘掛けも使えてゆったりと座れた。

 残る3両は自由席で、両サイドに2席と3席の配置。座席は明るい黄色で統一されていた。

 午前10時46分、武雄温泉駅を出発した「かもめ」は徐々に加速。嬉野温泉駅を過ぎると、車窓から穏やかな大村湾を望むことができた。走行区間の約6割は31のトンネルだが、最短23分の乗車時間なら内装だけでも十分楽しめそうだ。同11時17分、長崎駅に到着した。

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