女子旅に人気の北陸のなかでも、気軽に周遊できる加賀越前エリア。 今回はモデルのはなさんと一緒に、福井県で恐竜と触れ合い、石川県で温泉と美食を楽しむ1泊2日の旅へ。前編と後編にわたってお届けします。後編は石川県の加賀エリアとその周辺を巡ります。
湖畔に広がる片山津温泉で温泉&カニ三昧
福井で恐竜と触れ合う1日を満喫したら、宿泊は石川県の加賀温泉郷へ。石川県と福井県の県境に広がる加賀越前を周遊するなら、中間にある加賀温泉郷を拠点にすると旅の楽しみ方が広がります。加賀といえば山代温泉や山中温泉が有名ですが、加賀温泉郷で唯一、水辺に位置し、リゾート感のあるステイを叶えてくれるのが片山津温泉です。
はなさんが泊まった宿は、片山津温泉の中心にある創業130年の老舗「湖畔の宿 森本」。湖のほとりに立つ絶景の宿で、レイクビューの客室(写真)からは穏やかな湖と雄大な白山連峰を眺めながらゆったり過ごせます。
滞在中、リビング感覚でくつろげるのがロビーラウンジ。ガラス張りの明るい空間には、美しい中庭や湖を眺められる特等席もあり、時間を忘れて過ごせます。中庭に出ると湖畔ならではの清涼な空気が満ちていて、深呼吸するだけでリフレッシュできます。
男女別の大浴場は、湖面と湯船がつながっているような眺望で、湖にたゆたう気分で湯浴みが楽しめます。片山津温泉は塩分を多く含む塩化物泉なので保温効果が高く、体の芯からポカポカに。湯上がりはお肌もしっとりして、冬の湯治に最適です。
2022年3月には、2つの陶器風呂を備えた貸し切り風呂「湖の湯」(写真)もオープン。定員4名の広い貸し切り風呂「九谷の湯」とともに、源泉かけ流しの温泉をプライベートな空間で楽しめるのが贅沢です。
お楽しみの夕食は、北陸の食材をふんだんに使った季節の懐石料理。北陸の冬の味覚といえばズワイガニが有名ですが、森本でも11~2月はタグ付きのズワイ活ガニが堪能できるプランも登場します。
カニの調理法は蒸し・焼き・刺しなどお好みで選べて、なかでもカニ足の刺身をカニ味噌入りの出汁でしゃぶしゃぶして味わう食べ方が絶品です。
夕食のシメは、能登牛やノドグロを使った土鍋ごはんが定番。ふっくらと炊きあがった加賀産コシヒカリに食材の旨味が染み込んで、おなかがいっぱいでも箸が止まらないおいしさです。
【湖畔の宿 森本】
石川県加賀市片山津温泉2区
TEL:0761-74-0660
1泊2食付き1名¥22,000~
わざわざ行きたい! 石川県の注目ベーカリー2店
姉妹が営む地元で愛されるパン屋さん
温泉で英気を養い、朝から元気に町歩きへ繰り出したはなさん。まず立ち寄ったのは、宿の近くにある「ヒラクベーカリー」です。片山津温泉の共同浴場「総湯」の目の前にあるこちらは、温泉とともに地域の人たちの日常に根付いているパン屋さんです。お店を営む開道さん姉妹が生む和やかな雰囲気と、焼きたてのパンの香りに癒やされます。
多いときには30種類近く並ぶというパンは、甘いものから惣菜系、ハード系までさまざま。果物がおいしい加賀ならではのフルーツのデニッシュやフルーツサンドも人気です。国産小麦の食パンや長時間発酵のバゲットなど、シンプルな食事パンも揃っていて、つい買いすぎてしまいそうです。
【ヒラクベーカリー】
石川県加賀市片山津温泉乙69-39
TEL:0761-76-9362
営業時間:9:30~17:30(売り切れ次第終了)
定休日:火・水曜定休、ほか不定休あり
のどかな田園風景に行列を生む話題のベーカリー
空港がある小松市にある「穀雨」は、もともと金沢にあった人気ベーカリーで、2022年8月に移転しました。製材所の倉庫を改装したお店はガレージそのままの外観で、知らないと通り過ぎてしまうほど田園風景に溶け込んでいます。
店内に入ると、ショーケースにはおいしそうなパンがずらり。「毎日楽しめるパン」をモットーに、小麦本来の味を生かしたシンプルなパンが毎日約30種類並びます。
バリッとした食感にこだわったクロワッサンやキッシュのほか、クリームパンやメロンパンなど昔ながらのパンもラインナップ。スコーンやカヌレなど焼き菓子も人気です。お昼頃には売り切れる日が多いので、早めの時間帯が狙い目。平日のみパンの予約もできるので、お目当てがある人はお取り置きが確実です。
【穀雨】
石川県小松市長谷町ケ100
TEL:050-8884-7986
営業時間:8:00~売り切れ次第終了
定休日:木・金曜定休、ほか不定休あり
伝統工芸「加賀蒔絵」の工房を訪ねる
次に訪れたのは、1894 年に創立された加賀蒔絵の工房「大下香仙工房」。伝統的な茶器などの工芸品から、現在は身に着ける蒔絵ジュエリーブランド「Classic Ko(クラシックコー)」として、5代目の大下香征さんが新しいもの作りを通じ、蒔絵・漆の手法を伝えています。
5代目の奥様で、版画家でもある大下百華さんが手がける蒔絵のドールブローチ。おとぎ話の世界を思わせるメルヘンなシリーズで、絵画を身に着けるような特別感があります。
「Classic Ko」のアクセサリー。白蝶貝や黒蝶貝といった天然素材をベースに、動植物や自然などからインスピレーションを受けたモダンなブローチやペンダントトップ、ピアス、リングなどが揃います。
アクセサリーは2万円台から。着物を着る機会の多いはなさんは「蒔絵や螺鈿がアクセントになって和装にも合いますね」と言って、雅で上品なデザインに見入っていました。
【漆工芸大下香仙株式会社】
石川県加賀市二子塚町103-2
※工房は見学不可。取扱店はhttp://www.classic-ko.jp/shoplist/参照
TEL:0761-77-5250
野菜たっぷりのランチとスイーツが人気の隠れ家カフェ
ランチは白山市の山間に佇むカフェ&レストラン「Detza(デッツァ)」へ。お店を営む田原清一朗さんと奥様の陽子さんは、神戸や大阪で働いた後、清一朗さんの生まれ育った自然豊かなこの場所に店を構えました。
フランスの田舎町にあるお店をイメージした店内は、植物やドライフラワーに囲まれた居心地のいい空間で、窓の外に広がる山や緑の眺めにも癒やされます。カウンターに並ぶ本は田原さんご夫婦の私物で、ミステリーやフランスの本など、思わず手に取りたくなるタイトルが並びます。
清一朗さんはパティシエ、陽子さんはシェフとしてご夫婦で厨房に立ち、清一朗さんの祖母を中心に自家菜園での野菜作りにも取り組んでいます。ランチタイムには、自家菜園の野菜をふんだんに使ったベジタブルプレートや本日のキッシュプレート(写真)各¥1,650が楽しめます。サラダやマリネ、グリルなど、野菜の調理法もさまざまで、野菜だけでおなかも心も満たされる幸福なワンプレートです。
食後は、ラズベリーとクリームチーズのブリュレと紅茶でティータイム。お菓子作りが趣味のはなさんは、国産素材やオーガニック素材で作る焼き菓子にも興味津々で、レモンケーキやクッキーをおみやげにしました。
【Detza】
石川県白山市出合町25-1
TEL:076-254-2217
営業時間:11:00~14:30(L.O.)、カフェ14:00~15:30(L.O.)、焼菓子販売10:00~16:00
定休日:日・第1・3月曜定休
加賀温泉郷に泊まると石川県も福井県も満喫できる加賀越前の旅。飛行機のアクセスもよく、週末旅行でも丸2日フルに楽しめて、心も体も満たす旅をしたい人におすすめです。
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model:hana photograph:Michi Murakami hair & make-up:Chie Ishikawa edit & text:Chiaki Tanabe project coordination:Asami Shida
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