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“なんでも鑑定団の時計担当“に学ぶ手巻き式クロノグラフ入門(GOETHE) - Yahoo!ニュース

時短とは無縁。手間暇を惜しまず掘れば掘るほど面白くなるヴィンテージウォッチの魅力を、さまざまな角度から掘り下げる本企画。テレビ東京「開運!なんでも鑑定団!」の鑑定士としても知られるケアーズ会長・川瀬友和さんをゲストに迎え、ヴィンテージならではの醍醐味が味わえる“手巻き式クロノグラフ”について話をうかがった。

小ぶりなサイズ感が魅力の手巻き式クロノグラフ

手巻き式のクロノグラフは、ヴィンテージウォッチの中でも最も奥が深いジャンルのひとつだと言われ、その鉱脈は掘り尽くせないほどの幅と奥行がある。

「ヴィンテージウォッチを熱狂的に収集している方々の中には、“クロノグラフ好き”が非常に多いです。彼らがクロノグラフに魅了されているポイントとして外せないのが、その当時ならではの作りのよさが感じられる“手巻き式のムーブメント”なんですね」

手巻きであるか、自動巻きであるべきか。機械式時計の製造において、そこでの正解は一概には言えないが、機能を司る心臓部のムーブメントが外装やデザインに与える影響は極めて大きい。

「自動巻きのクロノグラフは、ただでさえ分厚いクロノグラフ専用ムーブメントの上にローターが重なるため、少なからずケースに厚みが出ます。これに対して、手巻きの場合、ムーブメントの厚さをかなり抑えられるため、時計全体をコンパクトにまとめることができます。つまり、手巻きが中心の1970年代以前のクロノグラフが小ぶりである理由は、そこにあるのです」

ブライトリングとの蜜月を物語るヴィーナスの名機

クロノグラフのコレクターは、いわゆる“ジャケ買い”に近い感覚で搭載されているムーブメントの製造会社で時計を選ぶことが多い。その中で外せない2強が、バルジューとヴィーナス。どちらも錚々たるブランドにクロノグラフ専用ムーブメントを提供してきた名門中の名門である。

「ブライトリングはヴィーナス社のムーブメントを長い間にわたって採用し続けていたことで知られています。こちらはクロノマットの2ndです。1942年頃に登場したファーストモデルは非防水でしたが、このモデルからスナップ式の防水ケースに変更しています。現行モデルとの根本的な違いは、心臓部を支えている手巻きムーブメントの存在に尽きるでしょう。搭載されているのは、ヴィーナスの名機Cal.175です。右側のインダイヤルは45分の積算計。当時のパイロットたちは回転計算尺を使いこなすことで、クロノグラフの機能をフル活用していたのです」

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