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イタリア中部に位置するトスカーナ州。ここには、芸術や建築、文化、活気あふれる街、中世にタイムスリップしたような古い村、魅力的なビーチ、さらには世界トップレベルの料理やワインなど、夢の旅先としての要素がすべて揃っており、世界中の旅好きを魅了し続けている。
この州には、観光に最適な都会のリトリートから、ブドウの木やオリーブ畑に囲まれた田舎のロマンティックな隠れ家まで、実にバラエティ豊かなホテルが存在。またその多くが、食通たちをとりこにする絶品料理を提供していたり、ハイキングやトリュフ狩りなどのアクティビティの後の疲れた体をスパでほぐしてくれたりするのも、嬉しいポイント。週末だけ過ごす人も、長期休暇で訪れる人も、この世界有数のリュクスな土地で退屈することは決してないだろう。
そこで、いつかこの地を訪れたい人や、またこの地に帰りたいという人のために、いつか泊まってみたいトスカーナのおすすめ宿10をお届け。UK版『Good Housekeeping』より。
Translation: Masayo Fukaya From Good Housekeeping UK
ロッコ・フォルテ・ホテルズが運営する「ホテル・サヴォイ」は、ドゥオーモの目と鼻の先、レプッブリカ広場の目の前という絶好のロケーションが魅力。
街のルネッサンスの歴史と現代的なシックさを兼ね備えており、特筆すべきは、ビジュー・スパが、1221年にドミニコ会の修道士によって設立された世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ」とコラボレートし、天然素材から生まれたボディ&フェイシャル製品を製造しているという点だ。
テラス席のあるレストランは、ミシュラン2つ星のシェフ、フルヴィオ・ピエランジェリーニが考案したトスカーナ料理(ヒマラヤ岩塩の上で焼く、新鮮な魚介類など)に舌鼓を打ちながら、通りをのんびり観察できる絶好のスポットだ。
かの有名なピサの斜塔や、ドゥオーモ広場(ミラコリ広場)から徒歩数分の場所にある「ザ・リフ」は、1900年代初期の赤レンガ造りの建物を利用した美しいブティックホテル。建物と広大な庭園の至る所にフレスコ画や彫像が点在し、定期的にポップアップ展示も開催されるなど、アート好きにおすすめ。
客室とスイートルームをあわせて15室で、家族向けもあれば、カップル向けもある。一番人気のある部屋は、30平方メートルのテラスとジェットバスを備えたスイート。
ラウンジバーでは、シャンパンやプロセッコ、マルガリータ、マティーニなどの豊富なドリンクに加え、ピザやサラダ、チーズ、シャルキュトリーの盛り合わせなどの軽食が、朝から夜まで提供されるのが嬉しい。
ルッカの街の中心部に位置するこのホテルは、大聖堂、教会、記念碑、塔などが一望できるほか、ローマ時代の壁の基礎や、ワイン貯蔵庫にある古代のガラス吹き職人の噴水の名残など、歴史的建造物の要素が残されており、歴史の深さを感じられる。
いっぽうで、現代的な要素もある。屋上のシャンパンバーでは、料理とともにペアリングを堪能でき、客室とスイートルームにはアースカラーのユニークで素朴な木製の内装が施されている。ふんだんに使われたシルクやベルベット、ガラス拭き職人のアトリエだった歴史に敬意を表して配されたペンダントライトなどがシック。
歴史ある豪華なスパホテルとして知られる「ルネッサンス・トスカニー・イル・チョッコ・リゾート&スパ」は、フィレンツェの北西にある中世の街、バルガを見下ろす丘の中腹に位置するホテル。600ヘクタールの広大な敷地を持ち、ニュートラルカラーで統一された客室の多くにはバルコニーがあるため、絶景を堪能することができる。
屋内と屋外の両方にプールとジェットバスがあり、イタリア料理と世界の料理を提供する2つのレストランもある。グルメ通に向けて、地元の市場に出かけて新鮮な食材を選び、それを調理する料理教室も開催している。
シエナの西、カーゾレ周辺の丘陵地帯に立つ全39室のこのホテルは、古代のブドウ畑や勇ましい杉の木々に囲まれ、控えめな農道の終点で見事に孤立している。
中世の城や、かつての村にあった学校、神父の家、レモンの温室などの建物を利用したこのホテルは、静寂と寛ぎを味わえる楽園のような場所として人気。なだらかな丘陵を望む温水のインフィニティプールや、かつてのワイン貯蔵室を利用した素晴らしいスパを備えており、地元のローズマリーやブドウ、オリーブオイル、ハチミツを使った若返りのトリートメントメニューも提供している。
かつてここでパーティを開いていた映画監督ルキノ・ヴィスコンティにちなんで名づけられた「バー・ヴィスコンティ」や、魅力的なレストラン「トスカ」もある。マウンテンバイクからトリュフ狩りまで、さまざまなアクティビティも用意されている。
シエナを見下ろす丘の上に佇むここは、カップルにぴったり。わずか7室のスイートと、予約ができるプライベートスパ(シャンパン付き)があり、美しい屋外プールからは、トスカーナらしい見事な絶景を堪能できる。また、地元の達人によるヨガや中国式呼吸エクササイズ、太極拳なども体験が可能。
夏は特に、隠れ家のような中庭で提供されるディナーも見逃せない。固定メニューとなっている4コースのディナーでは、オーガニックガーデンで採れた食材を用いた自家製パンやパスタなど、地元ならではの料理が並ぶ。
料理教室やワインのテイスティングもあり、敷地内でのピクニックや自転車のレンタル、地元のアクティビティを予約することもできる。
「モナステロ・ディ・コルトーナ・ホテル&スパ」は、トスカーナ州の奥地、ウンブリア州との境にある古代エトルリア時代の丘の上の集落、コルトーナに位置する。13歳以上しか泊まれないここには、梁、アーチ型の天井、修復されたフレスコ画、ロッジア(開廊)があり、地元の職人によってクラシックモダンなスタイルの内装が施されている。
最も魅力的な空間は、木の床を備えた屋根裏部屋の客室。かつて修道院だったこの建物の最も古い部分は古代ローマ時代の貯水槽で、現在は趣のある石造りの壁に囲まれた、屋内プール付きのスパになっている。
フレスコ画で飾られたれストランでは、朝食、ペストリー、ランチタイムの軽食、イブニングドリンクを提供している。
かつては湿地帯だった、海岸沿いのマレンマ地区にあるウェルビーイング・リゾート。3000年以上も前から人々を惹きつけてやまない温泉地にあり、天然温泉(水温37.5度)で、有機植物プランクトンなどのヒーリングミネラルを豊富に含んでいる。
温泉プールのある広大なスパ(肌に塗るクレイの購入もお忘れなく)を利用するもよし、GEO認定のチャンピオンシップ・ゴルフコースに出向くもよし、レストランやバーで、ズッキーニの花、ポルチーニ、トリュフなどを使ったローカルの料理を楽しむもよし。
お日様のようなイエローを散りばめた美しい客室やスイートルーム、ブルーで彩られたプールには、可能な限りオーガニックなマテリアルが使用されているそう。
小さな温泉を持つこのホテルは、緑豊かなポッジョ・ネーリ森林公園にあるバイオダイナミックな農舎で、自然と共生するステイを味わうことができる。未舗装の古い道を通り、ナラの森やブドウ畑、古代のオリーブ畑を通り抜ければ、世界の支配から解き放たれる気分になるはず。
17室の客室は5つの古い農舎に配置されており、敷地内でリサイクルされた素材(たとえば、ベッドのヘッドボードには、ブドウ畑で使われなくなった支柱が使われている)などを用いている。
最も注目すべき施設はスパで、エトルリア式やローマ式の浴場をイメージした浴槽やプールには、硫酸塩やカルシウム、ミネラル、微量元素を含む天然温泉水が注がれている。
またレストランでは、コールドプレス製法のエクストラバージンオイルや。ブランド牛「マレンマ牛」など、ほぼ自家栽培・自家製の食材のみを使用している。
フェリーに乗って辿り着くエルバ島(ナポレオン・ボナパルトが追放された地としても有名)は、トスカーナ州でありながら本土とはまったく違った雰囲気を味わうことができる。
家族経営のこのウォーターフロントの宿は、半世紀前にオープンして以来、本物のホスピタリティを誇りとしている。きめ細かい砂浜、3つの海水プールとジェットバス、9つのテニスコート、ゴルフコースなどがあり、休暇を存分に満喫できる場所だ。
ほとんどの客室とスイートは、岩の中のプライベートコテージのようで、周囲を取り巻くマスティックの木々が芳香を漂わせている。
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