
NHK宮崎放送局アナウンサーの滑川和男です。宮崎ふれあわない旅。今回は新富町の旅です。秋の澄み切った空気の中、新富町ならではの風景や産物に出会う旅です。皆さんも一緒に出掛けましょう!
アカウミガメの産卵地 富田浜
旅のスタートは富田浜(とんだはま)です。アカウミガメの産卵地として有名です。毎年5月から8月にかけて数百頭が上陸して産卵をします。その後、子ガメが孵化して海へ旅立っていきます。卵からかえり、すぐに海に出る子ガメに思いを馳せながら、私も新富町の旅に出発します!



国体の会場だった漕艇場
昭和54年の宮崎国体の際、漕艇の競技場となった富田浜の入江は、現在も地元のボートチームが練習を行ったり大会が開催されたりと、ボート競技の拠点として活用されています。近くにはボートを格納する倉庫もあります。オールに力を込めながら、水面を滑るように進む。一度、体験をしてみたいですね。




航空自衛隊新田原基地のある町
新富町は航空自衛隊新田原基地がある町です。新田原基地の東側の高台には新田原展望広場が整備され、2020年4月にオープンしました。離着陸する航空機の様子が見られるほか、遊歩道や休憩できる東屋、トイレなども併設されています。この日も長い望遠レンズをつけたカメラを持った航空ファンなどが、シャッターチャンスを逃さないよう、滑走路方面を注視していました。





古墳群は西都原だけじゃない
宮崎県で古墳といいますと、西都原古墳群が有名ですが、新富町にも新田原古墳群があります。広大な田畑の中に、百足塚(むかでづか)などの前方後円墳や円墳、方墳などが島のように点在しています。百足塚古墳は6世紀中頃の築造とされていますが、多数の埴輪が出土したことでも知られています。これだけ大きなものを昔の人がどうやって築いたのか?そんな想像をしながら歩いていると、いにしえにタイムスリップしそうな感覚になります。





紅はるか(サツマイモ)を堪能
歩いていると、サツマイモの専門店がありました。看板に大きく「芋」と書いてあります。店の中に入ると、大学芋や芋の揚げ団子、スイートポテトなど、まさに芋づくし!迷った末に焼いもソフトクリームを頂くことにしました。甘過ぎず、芋の自然の甘さを活かした味付けで、ペロリと食べてしまいました。ソフトクリームにとどまらず焼いも自体も頂きました。ホクホクで甘~い焼いもでした。






こちらのお店ではオーナー自らが畑でサツマイモを育てています。その畑の様子も見せてもらいました。品種は、紅はるか。甘くて焼いもにするにも、スイーツにするのにも適した人気の品種です。土の中から大きく育った紅はるかが出てきて、その鮮やかな色に驚きました。収穫した後は一定期間貯蔵することで甘みがさらに増してくるんだそうです。収穫に貯蔵と手間は掛かりますが、お客さんが喜ぶ姿が楽しみですね。





台風14号被害から復活のゴルフ場
新富町内を流れる一ツ瀬川沿いにゴルフ場がありました。このゴルフ場、9月の台風14号でコースが冠水しました。そのため、懸命の復旧作業が行われ、台風被害から1か月ほどたった10月中旬に、ようやく、コースを全面的に再開することが出来たそうです。鮮やかなグリーンが蘇って、本当に良かったですね。



新富町にはアカウミガメが命を繋ぐ浜があったり、ボート競技を支える入江があったり、航空自衛隊基地があったりいにしえの古墳があったり、美味しいサツマイモを育む豊かな土壌があったり…。本当に様々な表情がある町ですね。新しく変化に富んだ町、まさに新富町!ですね。

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0 Response to "宮崎 さつまいもスイーツ堪能 欲張り旅で海も航空機も古墳も! - nhk.or.jp"
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