東京の日本橋と豊洲を結ぶ「舟旅通勤」の航路が10月25日にスタートした。「舟運が身近な観光・交通手段として定着し、水辺のにぎわいを創出する」という東京都の取り組みで始まったものだ。今回「日本橋→豊洲」のコースに乗船し、そこから見える景色などをレポートする。
運航スケジュールは毎週火・水・木曜日の夕方から夜。祝日と12月26日〜1月3日は運休。片道運賃は大人が500円(中学生以上)、小人(小学生)が250円。小学生未満の幼児は大人と同数まで無料。所要時間は片道20分だ。
運航スケジュール
毎週火曜日・水曜日・木曜日 ※祝日を除く
(1)豊洲16:00発 (1)日本橋16:25発
(2)豊洲16:50発 (2)日本橋17:15発
(3)豊洲17:50発 (3)日本橋18:15発
(4)豊洲18:50発 (4)日本橋19:15発
(5)豊洲19:40発 (5)日本橋20:05発
チケットは、「TRY!舟旅通勤」のページから予約購入できるほか、当日空きがあれば乗船時の購入も可能だ。運行事業者は観光汽船興業で、使用される船は「アーバンランチ」と「リムジンボート」の2つ。
高級感のあるキャビンでくつろげる
日本橋の乗り場は「日本橋船着場」で、日本橋野村ビルディング旧館の隣。最寄り駅は日本橋駅(B12出口)または、三越前駅(B6出口)。少し離れるが、東京駅や茅場町駅も徒歩圏内だ。
筆者が乗ったのは16時25分発のアーバンランチ。アーバンランチはリムジンボートに比べて船が大きく、自転車(別途200円、最大4台)のほか、車椅子での乗船も可能。ベビーカーは両船とも対応している。今後、船内にフリーWi-Fiが装備される予定だ。
ワンコインの新しいアトラクション
この船通勤ルートはまだ始まったばかりで、また今回は乗船した時間が早かったからか、通勤客が利用しているといった雰囲気ではなく、観光客が目立っていた。船上からの夜景はなかなか綺麗で写真映えもするから、観光客には受けると思う。また写真愛好家なら、揺れに気をつけた上で撮影を楽しむのも良さそうだ。
日本橋-豊洲間は地下鉄で178円(1回乗り換え、20分ほど)なのだが、水上からの眺めや船ならではの爽快感を味わえるアトラクションと考えるとワンコインは高いものでは無いと感じた。本格的なクルーズと違って気軽に乗船できるところが良いと思う。筆者もまた乗りたいと思った。
乗船時間もあっという間なので、平日限定にはなるが海風を感じつつ都心からららぽーと豊洲に買い物や食事を楽しみに行くのは面白いプランだろう。今後、運行日や便数が増えるとさらに使い勝手は良くなりそうだ。まずは、こうした試みがどのように受け入れられていくのか見守っていきたい。
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